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【レビュー】「公式TOEIC Listening&Reading 800+」は勉強になる!?やってみた感想をご紹介!
みなさんこんにちは!
「どんどん」です
2021年12月3日。
ついに「公式TOEIC Listening&Reading 800+」が発売されました!
この「公式TOEIC Listening&Reading 800+」は名前からもわかる通り、TOEICで800点以上の高得点を目指す人向けに作られた上級者向けの問題集です。
まさか公式TOEICがこのような上級者向け問題集を出す日が来るとは正直思っていませんでした!
公式TOEICは一部単語集やリスニング、リーディングに特化した問題集も発売していましたが、基本的には200問の模擬問題が2つ掲載されている「公式問題集」の販売がメインでした。
もちろん公式以外からは、600点を目指すためのテキストや800点を目指すテキストが発売されています。
しかし、公式TOEICが「この点数を目指す人のための問題集です」といった形で発売するのは初めてのことですので、どのような問題が掲載されているのかワクワクしますよね!
この記事では実際にこの「公式TOEIC Listening&Reading 800+」を実施してみて感じたこと、勉強になるのかなど、お伝えしていきたいと思います。
興味のある方はぜひ最後まで読んでいってください。
・「公式TOEIC Listening&Reading 800+」の購入を検討している方
・TOEICで800点以上の高得点を目指している方
・TOEICの難問を解いてみたい方
「公式TOEIC Listening&Reading 800+」の内容と構成について
まずはテキストの内容と構成を確認していくで
「公式TOEIC Listening&Reading 800+」 の内容
こちらのテキストでは「はじめに」としてこのような説明があります。
本書は公式TOEIC Listening&Reading(以下、TOEIC L&R)で高得点を目指すべき人が押さえておきたい難問に特化した教材です。 本書ではTOEIC L&Rの過去のテスト結果データに基づき、正答率が低かった(10~40%程度)問題を選別し、パート別に掲載しています。これらの問題に集中的に取り組みながら、難問の傾向を把握します。難問に確実に正解するために必要な着眼点を身につけましょう。
公式TOEIC Listening&Reading 800+
公式TOEICが過去問から正答率の低い問題から傾向を分析してくれているんです。
これってすごくないですか?
公式が傾向を把握して難問の対策書を出してくれるなんて。。。やれば絶対点数上がるでしょ!と思わずにはいられないです。
では次に「公式TOEIC Listening&Reading 800+」がどのような構成になっているかを確認してみましょう。
「公式TOEIC Listening&Reading 800+」 の構成
「公式TOEIC Listening&Reading 800+」は大きく分けて3つのセクションで構成されています。
それぞれのセクションが御覧の通り。
セクション1:パートごとに難問の傾向と解き方を解説。
セクション2:過去のテスト結果を基に、難問100問を厳選。 その解法ポイントを丁寧に解説。
セクション3:本番と同形式のTOEIC L&Rテスト1回分(200問)を掲載。 難問とされる問題を「解答と解説」で詳しく解説
セクション1
セクション1では、Part1からPart7の問題の形式と難問の傾向を解説しています。
このセクションではPart1からPart7でトータル24問あり、内難問が11問となっています。
各パートごとに問題が数問と解説が記載されていますが、解答がすぐ横に記載してあったりしますので、正直「問題を解く」というセクションではありませんね。
セクションでは問題を解くのではなく、難問の傾向を把握する感じで学習するとよいかと思います。
セクション2
セクション2ではPart1からPart7まで、難問のパターンごとに問題を解くことができます。
Part1からPart7で問題数が238問あり、内難問が100問あります。
個人的にセクション2は「公式TOEIC Listening&Reading 800+」で一番勉強になるセクションだと思います。
238問あり、各パートの問題数も実際の試験と違いますが、かなり勉強になるセクションです。
難問を100問も解ける機会ってなかなかないと思います。 通常の公式問題集には2回分の問題が掲載されていますが、400問解いても難問は100問もありませんからね。
セクション3
セクション3は通常の本番形式の練習問題となっております。
セクション3の練習問題は難問を重点的に取り扱っているわけではなく、通常のレベルの問題となっています。
難問はリスニングで12問、リーディングで15問の計27問となっています。
単語集
セクション1~3で登場した単語の中から難易度の高い単語を220個厳選した付録となっています。
公式TOEIC Listening&Reading 800+をオススメできる人できない人
このテキストをオススメできる人、オススメできない人を確認していくで。
まず「公式TOEIC Listening&Reading 800+」のメインパートはセクション2になります。
セクション1に関してはほかの問題集に書いてあるような内容が多いため、特に目新しい情報はありません。
また、セクション3は通常の本番形式問題になるため、本番形式の問題を多く解きたい方は、通常の公式式問題集のほうがいいかと思います。
オススメできる人
公式TOEIC Listening&Reading 800+をオススメできる人はこのような方です
・600~700点以上の点数が取れている
・800点以上を目指している
・通常の問題は基本的に解くことができている
オススメできない人
このような方にはオススメできません。
・600点以下
・基本的な問題の正解ができない
・難問に興味がない
オススメできない理由ですが、前述したように「公式TOEIC Listening&Reading 800+」のメインパートはセクション2の難問の問題になります。
セクション2でもパート3,4、6、7に関しては通常の問題もありますが、解説がついているのは難問だけになります。
そのため、基本的な内容が理解できていないと、答えを見ても理解できないと思います。
また、難問は結構レベルが高いため、点数が低い人が解いても難しくて心が折れてしまう可能性があります。
もし目標点数が600点などであれば、この問題集に出てくる難問を解くよりも基本的な問題を解いて勉強したほうが確実に点数が上がると思います。
やってみた結果と感想
ここからは実際に問題を解いてみた結果と感想を伝えるで。
セクション1
セクション1に関しては解答が見えてしまっているので問題を解くというよりは、難問の傾向を把握するパートとなっています。
「TOEICってこういう問題の正答率が低いのかぁ」「こういうタイプの問題はこう考えて解くのかぁ」ということがわかるパートになっていますが、個人的にはそこまで目新しい情報はなかったように感じます。
いろいろなTOEIC対策本が様々な傾向をすでに解説してますからね。
ただ、公式TOEICが解説することは今までなかったため、かなり新鮮ではありました。
セクション2
実際に私が解いてみた結果はこのようになっています。
パート | 問題数 | 正答率 | 難問数 | 難問正答率 |
パート1 | 2/2 | 100% | 2/2 | 100% |
パート2 | 12/14 | 86% | 12/14 | 86% |
パート3 | 26/30 | 87% | 6/10 | 60% |
パート4 | 33/36 | 92% | 10/12 | 83% |
リスニングまとめ | 73/82 | 89% | 16/22 | 73% |
パート5 | 11/32 | 34% | 11/32 | 34% |
パート6 | 26/40 | 65% | 6/10 | 60% |
パート7 | 65/84 | 77% | 13/20 | 65% |
リーディングまとめ | 102/156 | 65% | 30/62 | 48% |
私の過去10回のTOEICの結果はこのようになっています。
リスニングの平均点は約450点、リーディングの平均点は約340点となっています。
今回のセクション2のリスニングの難問正答率からわかるように、普段の公開テストでも「難問」を間違えているということがわかりました。
リーディングに関してはまだまだ基本的な問題のミスも多くあるようですが、難問に関しても多く間違えている傾向にあるようです。
特にパート5で出題される難問はほとんど正解できていないようですね。
私の過去のTOEICの成績とセクション2の各正解率から、なんとなくこのテキストのレベルがわかるのではないでしょうか。
公式TOEIC Listening&Reading 800+は前述したように「セクション2」がメインパートになります。
パート2、パート5は難問しかなくかなり歯ごたえがありました。
TOEIC高得点を目指す中、上級者の方であれば満足できる内容になっていると思います。
こちらのセクション2のパート3,4,6,7には通常の問題も入っております。
しかしセクション2は難問の解説しかありません。
そのため、初心者の方だと解答を見ても理解ができない可能性がありまので注意してください。
セクション3
セクション3は実際のテスト同様の200問となっております。
セクション3は難問を集めているわけでもなく普通の模試となっております。
実際に私が解いてみた結果は御覧のようになっています。
素点 | 換算点数範囲 | |
リスニング | 92 | 435~495 |
リーディング | 77 | 340~415 |
合計 | 169 | 775~910 |
過去の点数から見るとセクション3は公開テストよりは少し簡単なのかもしれません。
リスニング、リーディングそれぞれの難問の正答率も確認しておきましょう。
問題数 | 正答率 | |
リスニング | 10/12 | 83% |
リーディング | 8/15 | 53% |
結果を見てみると、リスニングに関しては難問でもほとんど正解できています。
リスニングで必要なのは集中力と問題の先読みをしっかりすることが課題になります。
リーディングに関しては、やはり難問の正解率が低くなっています。
難問以外に関しても正答率は高くありませんが。。。
私の場合、とくにパート5の難問の正答率が低くなっているので、点数を伸ばすには、難問の攻略が必須であることを知ることができました。
セクション2でしっかりと難問を攻略すれば点数が伸びる予感がしますね。
単語集
単語と合わせて例文が掲載されておりますが、単語に関しては単語帳などで見たことのあるような単語がほとんどです。
勉強にならない内容ではありませんが、「おまけ」という感じですね。
※いくつかはあまり見ないような単語もありました。
高得点を狙うのであればトライしてみよう
名前からもわかる通り、公式TOEIC Listening&Reading 800+は高得点を狙っている中、上級者向けの問題集になっています。
私と同じように点数に伸び悩んでいる場合、通常の問題は解けているけど、難問を落としている可能性があります。
実際に難問を解いてみることで自身が普段間違えているような問題の傾向も見えてくると思います。
高得点を狙うのであれば一度解いてみる価値はあると思いますよ。
今回はここまで!
ではまた!
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